私のように不器用な方で、「タスク管理がうまくいかない」と思っている方は多いのではないでしょうか。「自分もそうだ!」と思われた方は、「時間」を中心にタスク管理するとうまくいきますよ。
計画は立てる。でも守れない
仕事や勉強を着実にこなしていくためには、計画が不可欠です。
一番最初に計画の重要性を感じたのが、高校生の頃。
大学受験を考えた時に、「やらなければいけない」とされる勉強量に圧倒されて、「これ3年かけてきっちりやらないととても追いつかんわ」と思ったのがきっかけです。
それから、
年間計画→月の計画→週の計画→その日の計画
と言うように計画を細分化してしていきました。
計画と行っても、細かく考えるのは苦手なので
「この問題集とこの問題集を3回解く。できたらこれも加える」
くらいの相当ザックリした計画です。
ただ、計画はしたもののこれがなかなか上手く行かない。
理由は2つあって、
自分でやりたいこととは別に、学校から大量の課題が与えられて、作業量が増えたことが1つ。
もう1つは、問題を解くにも分からないところが多すぎて、時間通りに終わらせることができなかったからです。
これではせっかく立てた計画も、意味がありません。
遅れが出る度に修正を繰り返しましたが、最後は面倒になって放棄することになりました。
計画を現実に即して変更することは当然のことです。
ただ、あまりにそれが多くなりすぎると、それを守ろうとする気持ちが弱くなってくるんですよね。「また直さなければいけないのか」「守れないなら意味ないじゃないか」と。
なので、修正はある程度許容すべきですが、計画を立てて実行するには、まず、守れる計画を立てることが大事だと思うようになりました。
「時間」が先、「量」は後
その後は、勉強やスポーツのトレーニングなどで「計画」とその「実行」に挑んで、少しずつ上手く行くようになったのですが、うまく行かなかった頃を振り返ってその原因を考えると、
やるべき量を先に決めてしまっていることにあるのではないか
と思うようになりました。
たとえば、最初にやった受験勉強の計画ですが、入試に合格するという目標に対して、「これだこのことをやらなければいけない」という勉強量を決めて、計画に落とし込んでいったのですが、ここが甘い。
入試は、日程が決まっていて、「それまでに何ができるか」の勝負なので、真の制約は”時間”の方なんですよ。
とすると、この先に”時間”の割り振りがあって、その後で「時間内にできること(=タスク)」をあてはめていくのが正解。
そして、たとえタスクがすべて終わらなくても、時間が来たら切り上げて次のタスクへ進むことで、一応、計画は守られることになります。
確かに、時間を優先してしまうと、中途半端に終わるタスクが出てきますが、それでもOKなのです。
というのも、その時間内に終わらせるという気持ちでタスクに取り組んでいると、必ず優先順位の高いものから先に取り組むことになります。
なので、時間が来てタスクが中途半端になっても、時間当たりの成果は最も大きくなっているので、その時点でのベストの勉強(or仕事)ができていると考えることができるからです。
”量”を優先した計画でうまく行っていない方は、”時間”を優先してみましょう。
作業量を減らすことに行き着く
中には、「それでも中途半端はダメだろ」と思われている方もいるかもしれません。確かに、仕事では依頼されたものなどは特に、中途半端な状態で先方に提出することはできません。
では、時間を優先して計画をたてつつ、タスクもしっかりこなすためにはどうすればいいかというと、
”量を減らす”
これしかありません。
先ほど優先順位の話が出てきましたが、これをつきつめることで、優先順位が高いものに限って時間を使う。優先順位の低いものは、そもそも計画に入れない、ようにします。
そうすると、どうしても「諦めなければいけないもの」が出てきます。
この”諦める”という気持ちが大事で、これができないと、結局自分の首を絞めることになります。
何度か、詰め込みすぎの計画を立てて失敗してみないと、なかなか思い切って諦めることはできないように思います。また、気を抜いていると、すぐに色々なタスクを詰め込んでしまいます。
ですが、そこは潔く、自分の能力の限界を見積もりながら、計画に組み込むタスクを決める。そして、計画が決まったなら、時間いっぱいそのタスクに力を注ぎ込むというスタンスで行くしかありません。
”タスク”と”時間”は二律背反なので、両方を追い求めると必ず失敗します。
特に、私と同じ不器用な皆さんは、その確率が非常に高いので、とっとと諦めてできることに集中する方がお得です。
まとめ
タスク管理や計画がうまく行っていない方は、”時間”を中心にしてタスクを決めていくのがオススメです。”潔く諦める”ことを意識できれば、うまくすすめられます。
おまけ
夏の移籍の噂が出てきました。ヨーロッパの移籍市場が最も気になりますが、Jリーグでも夏の移籍が活発になっているので、こちらも見逃せません。移籍も大事なイベントなので、ファンの興味をもっと惹きつけるように、積極的に情報を出してしてもらいたいです。