東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から歩いて5分の所に、愛宕神社があります。ここは”出世の石段”と呼ばれる急勾配の石段があり、ここを一気に駆け上ると、出世できるとか? せっかくなんで、みんなで行っときますか!
何だか知らんが、ここはすごいパワースポットらしいぞ
”出世の石段”はすごい急坂なのだ!
ドーン!
いきなり来ました。
東京港区にある愛宕神社に続く”出世の石段”です。
地図でみておくと、こんなところで、
東京の中心部にあたるんですが、実はここ山なんですよ!
つまり、愛宕神社って山の上にある神社なんですね。
で、最初に見てもらった通り、非常に急な石段を登っていかないと、神社に辿り着かないんですが…、
え? どれくらい急な坂かがよく分からない?
そうですか。
「出世の石段」の看板を無理やり入れたのがマズかったか。
じゃあ、もう少し近づけばいいのかな。
あれ? ひょっとしてもっとなだらかに見えてる?
そんなバカなっ…て、本当だ。
さっきの遠目から撮った写真の方が急に見えるじゃないか。
このままじゃ、誤解されてしまいそうなので、これでどうだ!
うん、これは間違いない、急な坂です、”急”です急”。
お願いだから、登るの大変そうなことだけ伝わっていてほしい。
”出世の石段”&”愛宕神社”はパワースポットらしいよ
この”出世の石段”なんですが、名前の通り、
ここを一気に登りきると出世するという御利益があるらしいです。
みんな大好き”パワースポット”ってやつですね。
そして、”出世の石段”を登り切って辿り着く”愛宕神社”にも、もちろん御利益が。
(出典:愛宕神社 HP)
な、何か幅が広すぎる気もしますが(「火に関するもの」ってザックリしすぎじゃないか?しかも、そこから”恋愛”って。良からぬことが起こりそうだ)、広い分にはOKでしょう。
と言うわけで、”出世の石段”&”愛宕神社”の二段構えになっている、
お得なパワースポットです。
”出世の石段”は、馬で登って出世した人がいたのが由来
ところで、愛宕神社に続く急坂の石段が、なぜ”出世の石段”と呼ばれるようになったかについてですが、HPにちゃんと説明がありました。
時は寛永11年、江戸三代将軍、家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、ここ愛宕神社の下を通りました。
折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。
しかしこの愛宕山の石段はとても急勾配。歩いてのぼり降りをするのすら、ちょっと勇気が必要なのに、馬でこの石段をのぼって梅を取ってくることなど、とてもできそうにありません。
下手すれば、よくて重傷、悪ければ命を落としそう。家臣たちは、みな一様に下を向いております。…
(出典:愛宕神社 HP)
これあと15行くらい続くんですけど、読みます?
続きを読みたい方はこちらからどうぞ。
せっかちor飽きっぽい性格の方のために、要約しておくと、
江戸幕府第三代将軍の家光さんが、愛宕山の満開の梅を見つけて、
「誰か、馬で取ってこいよ!」と言ったけど、何せ急坂なもので怖くて手を挙げる者がいない。
そんな中、無名だった曲垣平九郎(まがき・へいくろう)さんが、颯爽と馬で愛宕山を登り、梅を取ってきたところ、家光さんが「あいつは馬術の名人だ、あっぱれ!」と褒めたたたえて、一躍全国に名がとどろいた。
という出世話が由来になっているそうです。
”出世の石段”の由来も分かったんで、ここまできたら、みんなで登って出世しちゃいますか。
みんなで”出世の石段”を登って、出世しちゃおう!
それじゃ、みなさんラグか何か用意して、その上に、戸棚の荷物をとる時の踏み台、あれ置きましょう。踏み台昇降運動、やりますよー(これ分かるの30歳以上だろうな)。
あ、ルームランナーとかエアロバイクがあればそれでもいいですよ。
もし何もなければ、その場で足踏みでもOKです。
スタートしたら、踏み台昇降運動か足踏み、ルームランナ、エアロバイクもスタートさせて下さいね。
準備いいですか? 一気に行きますよ。
用意、スタート!
はい、お疲れ様でした!
約50秒、85段の石段完走しましたー。
では、神社の方にもお参りして、
帰りましょう。
あ、そうそう、今登ってきた石段、そのまま下りちゃうと出世の御利益がなくなるそうです。なので、別のところから下りて下さいね。
まとめ
って、帰りにまっすぐ”出世の石段”下りちゃったよー(号泣)。
これからもう1回登ってくる! みんな気をつけてね!!
おまけ
神社仏閣に行くと気分が落ち着きます。
神様の前で手を合わせると、何かお願いする気が無くなってしまうのが不思議。