いよいよJリーグが開幕しました。日本サッカーのトップリーグはJリーグDIVISION1ですが、本当のリーグ戦と言えるのは、DIVISION2だけ。今日はJ2開幕の日でした。
今年のJ1は、トーナメントの勝者がチャンピオンに
今年のJリーグは、少しルールが複雑です。
(出典:Jリーグ公式サイト)
上の画像は、J1リーグの年間順位の決定方法。
「J”リーグ”」と言いながら、リーグ戦で獲得した勝ち点で優勝を決めるわけではありません。
リーグ戦を予選のような扱いにして、その後にある、トーナメントで勝ったチームがリーグ優勝という、不思議なルールになっています。
一方で、J2リーグは分かりやすいです。
参加22チームが、ホーム&アウェイで対戦し、42試合で獲得した勝ち点の合計で、年間順位を決定します。
Jリーグにはもう一つ、J3リーグがありますが、こちらはやや特殊なリーグです。
年間順位は、J2と同じ、リーグ戦の勝ち点で決定しますが、参加チーム数が「13」と奇数で、同じ週にゲームをしないチームが出てきます。
また、13チームのうち1つは「Jリーグ・アンダー22選抜」と言って、Jリーグに所属する若手選手で構成される、言わば寄せ集めのチームで、純粋なクラブではありません。
このように見てくると、日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)で、純粋なリーグ戦で順位を決めるのはJ2だけ。
運や偶然の要素をできるだけ排して、本当に強いチームを決めるのがリーグ戦ですから、注目すべきはJ2ということになります。
今日はそんなJ2が開幕する日。
味の素スタジアムで行われた「東京ヴェルディvsセレッソ大阪」を観戦してきました。
あのディエゴ・フォルランをJ2で見る日が来るとは!
なぜ、今日、味の素スタジアムに向かったかというと。
この人を見るため。
元ウルグアイ代表のディエゴ・フォルラン選手です。
かつては、マンチェスター・ユナイテッド、インテル・ミラノ、といったヨーロッパの強豪クラブでレギュラーとして活躍してきた、真のワールドクラスのプレイヤーが、キャリヤの晩年を迎えて、Jリーグのセレッソ大阪への移籍してきたのが昨年。
J1リーグでの活躍を期待されながら、クラブの成績は落ち込み、最終成績17位でJ2へ降格。
降格をもって退団が濃厚とされていたフォルラン選手でしたが、好条件のオファーがなく、今年もセレッソ大阪でプレーすることになったのです。
「フォルランが日本に来る!」と言うことさえ、にわかには信じられなかった、去年の春でしたが、まさか、1年後にJ2で彼を見られるとは。
彼の契約は今年の夏までで、その後は退団が予定されていますから、Jリーグで見られるのもあと少し。
夏までに首都圏で開催されるセレッソ大阪のゲームも、2試合しかありませんから、この機会にどうしても見ておきたかったのです。
ゲームは両チームとも攻撃的な姿勢で、お互いが攻め合う展開に。
コンパクトなゾーンを敷いてボールを奪い、切替えの速さと巧みなコンビネーションでゴール前に進入するヴェルディと、
フォルラン選手、玉田選手、パブロ選手、の強力なFW3人に、ロングボールやサイドからのクロスボールを送って、シュートにつなげようとするセレッソ大阪。
対照的なスタイルで、相手ゴール前に何度も攻め込む機会があり、非常に面白いゲームになりました。
東京ヴェルディの視点で見ると、攻撃、守備ともに選手同士のコンビネーションが良く、攻守の切り替えも素早く行えるため、チームとしての熟成度が高い印象を受けました。
一方、セレッソ大阪の視点で見ると、3人のFWと両サイドバックの能力の高さが目立ちましたが、FWとその後ろにいるMF&DFの間の「つなぎ」が上手くいかない時間帯があり、今後の修正ポイントになるように思いました(ここが機能し始めると、セレッソの攻撃は爆発するかもしれません)。
結果は1−1の引き分けでしたが、フォルラン選手の直接フリーキックからの得点シーンを目撃することもできましたので、
(得点直後のフォルラン選手)
満足度の高い観戦になりました。
スタグル(スタジアム・グルメ)も楽しみました
Jリーグの観戦はゲームだけが目的ではありません。
大きな楽しみの一つはスタジアムでの食事です。
各スタジアム、地元のお店と連携して様々なメニューを提供していますので、これを試さない手はありません。
今回は、時間が迫っていたので2つのメニューを試しました。
タコデリオ 味スタタコライス
まずは、タコデリオさんの「味スタタコライス」です。
玄米の上に、鶏そぼろ、トマト、アボカド、ソーセージ、キャベツ、たまご、といった具材を乗せた、シンプルですが間違いの無いおいしさのタコライスです。
ボリュームも十分にあり、お腹を満たすことができるおいしい一品です。
カセッタ・ルーデンス 10種類の野菜で作ったミネストローネ
カセッタ・ルーデンスさんのミネストローネです。
ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、べーコン、オリーブ、ヒヨコマメ、など、具だくさんで、深い味わいになっています。
トマトをベースにして、塩味をしっかり効かせた味付けで、寒い季節に合うスープです。
他に、寒さを和らげるためにホットワインなどもいただきました。
まとめ
今年のJ2は強豪揃いで、好カードがたくさんあります。
スタジアムでの観戦は、ゲーム以外の要素でも楽しめますので、機会があれば、足を運んでみて下さい。
<おまけ>
ホームのヴェルディ君だけでなく、アウェイのロビーまでみえたのはラッキーでした。