仕事の関係で深川近辺に訪れる機会があったので、開店前のブルーボトルコーヒーを見に行きました。
ブルーボトルコーヒーの特徴は、焙煎からお客さんの手に渡るまでの時間
ブルーボトルコーヒーはアメリカのオークランドで生まれたカフェです。
オーナーはクラリネット奏者だったジェームス・フリーマンさん。
コーヒーの味に強いこだわりを持つフリーマンさんは、既存のコーヒーに満足することができず、自分がおいしいと思えるコーヒーを作ろうと、自宅のガレージを焙煎所にすることにしました。
これが、ブルーボトルコーヒーのスタートで、コーヒー界のAppleと呼ばれる理由の一つです。
(ご存じの方も多いと思いますが、「Appleの創業はスティーブ・ジョブズさんの実家のガレージだった」と言う説は、現在では否定されています。この点は、ブルーボトルを「コーヒー界のApple」と言うのは、実態と異なるということですね。)
なお、「ブルーボトル」の名前は、ヨーロッパで最初にできたとされるオーストリアのウイーンのカフェの名前(The Blue Bottle Coffee House)に由来しています。
そして、ブルーボトルのこだわりは、豆の新鮮さ。
創業当時から、「焙煎してからお客さんの手に渡るまでの時間を、48時間以内にする」と宣言し、それを現在も守っています。
また、コーヒーの味を最大限に引き出すため、コーヒーの入れ方にも厳格なルールを作って、それを実践しているのも特徴です。
(出典:bluebottlecoffee.com 日本語の「こだわり」という言葉を使って、なぜここまでコーヒーの入れ方を厳格に決めているかを説明しています。)
オークランド、ニューヨーク、ロス、とアメリカ国内に展開してきた「ブルーボトル」ですが、次に選んだ都市が東京。
唐突なように感じますが、創業者のフリーマンさんは東京にある、いくつかのカフェのファンであり、また、東京のカフェ事情をよく知っていたこともあって、東京への出店を決めたようです。
開店は2月6日で、もう少し先ですが、仕事で近くまで来たので現在の様子を見てみることにしました。
場所は、清澄白河です。
開店前のブルーボトルコーヒー 外観を少しだけ
早速、海外出店第一号店となる、現在開店準備中のブルーボトルコーヒーをご覧下さい。
す、スミマセン。
何せ開店準備中なもので、それと分かるものが、外壁にペイントされた青いボトルしかないという中途半端さ。
中も少しだけ見えるのですが、2階もカフェとして使われそうなことと、焙煎機が備えられていること(はっきりとは分かりませんが)、くらいしか分かりませんでした。
ただ、私が写真を撮っている間、様子を伺おうとお店の前を通る方が4、5人いらっしゃいました。
開店前からこの状況ですから、注目度の高さを感じずにはいられません。
開店の日が待ち遠しいですね。
なお、ブルーボトルコーヒーの場所は、東京都江東区平野。
地図で示しておくと、
地図では分かりづらいですが、住宅地の一角にぽつんとガレージが現れる感じです。
初めて訪れる方は迷うかもしれません。
ちなみに、葛西橋通りから来られる方は、赤丸で示した交差点から北へ向かうことになりますが、
大和総研の建物を目印にすると分かりやすいです。
また、清洲橋通りから来られる方は、下の地図にある赤丸の交差点から南に向かうことになりますが、
ガソリンスタンドの「ENEOS」を目印にすると分かりやすいです。
ブルーボトルに続く道は、かなり狭く、見落としそうになるので、ご注意下さい。
清澄白河は焙煎所が並ぶコーヒーの街です
ブルーボトルを見に来たのは良いのですが、もちろんコーヒーは飲めません。
それでも、清澄白河にはブルーボトル以外にも焙煎所があります。
身体も冷えてしまったので近くでコーヒーをいただくことにしました。
ARISE COFFEE ROASTERS
ブルーボトルと目と鼻の先にある、ARISE COFFEE ROASTERSさんへ伺いました。
(暗くてスミマセン)
ARISE COFFEE ROASTERSからブルーボトルまでの距離は、たったの80m。
店長さんの話によると、「ブルーボトル→ARISE COFFEE ROASTERS」のコースで散策を楽しむカフェ好きも、結構いらっしゃるようです。
ARISE COFFEE ROASTERSで目を引くのが、
焙煎機です。
こういうピカピカのマシーンを見ると、何か燃えますね。
(車の免許すら持って無いですけどね)
席数は店内に5席。すでに常連のお客さんが3人いらして、コーヒーを楽しまれていました。
温かい季節にはそとにもベンチが設置されるようです。
焙煎機もそうですが、もう一つ驚いたのが、コーヒー豆の種類の多さ。
アフリカや中南米だけでなく、タイやインドネシアなど東南アジアのコーヒー豆も扱われていて、この日は14種類。選ぶのに迷うほどです。
ただ、全くコーヒーに詳しくない初心者でも、豆の特徴を店長さんが気さくに教えてくれるので、自分に合ったものを選ぶことができます。
この日いただいたのが、インドネシアのコーヒー。
気温が低かったので温まるものということで選んでいただきました。
値段は1杯350円。
豆の販売がメインですが、カフェとしてものんびり過ごせる、気分の良い場所です。
The Cream of the Crop Coffee 清澄白河ロースター
せっかくなので、もう1店。
The Cream of the Crop Coffee 清澄白河ロースターさんに伺いました。
運営しているのはベルギーのチョコレート、ピエールマルコリーニを展開している、THE CREAM OF THE CROP AND COMPANYです。
場所は、ブルーボトルからは少し離れていて、
こちらにあります。
外観は、こんな感じです。
建物は普通の倉庫といった雰囲気ですが、外壁にはロゴマークの犬の絵があしらわれ、入り口にストーブが置いてあるあたりは、趣があります。
こちらでもやはり、
立派な焙煎機が。
大きさもかなりのもので、これを見るだけでも来た甲斐があります。
お店の中には2人がけのソファと、いす席で15人程度が座れて、ゆったりと過ごせる広さ。
天井も高く、広々として落ち着いています。
外にもテーブルが2つと、いすが備え付けられていて、温かくなるとこちらでもコーヒーを楽しめるようです。
ここでいただいたのはニカラグアのコーヒー。
苦みはありますが、スッキリとした飲み口のおいしいコーヒーでした。
ここで、次の仕事の時間が迫ってきたので、清澄白河駅から移動することに。
ブルーボトルを見に来るはずが、最後はちょっとした焙煎所巡りになりました。
まとめ
清澄白河は個性派のカフェが並ぶコーヒーの街でした。
ブルーボトルはもちろん楽しみですが、それ以外にも気持ちの良い場所がたくさんありますよ。
<おまけ>
ARISE COFFEE ROASTERSでコーヒー豆を買ったのですが、家で入れてみると「こんなにも香りが違うのか」と驚きました。