セブン-イレブン・ジャパンの「セブンカフェ ドーナツ」、ファミリーマートの「ファミマカフェ ドーナツ」と、大手コンビニチェーンの攻勢が続くドーナツ業界。次は、ドーナツ専門店の老舗、ミスタードーナツが、コンビニドーナツとはひと味違う新商品を投入してきました。その名も「ブルックリン メリーゴーランド」。実際に試してみました。
ブルックリン メリーゴーランドのウリは生地の美味しさ クッキー生地とベーグル生地で独特な食感が味わえます
さっそく、ご覧下さい。
(パッケージです)
(全4種類)
こちらが、新商品の「ブルックリン メリーゴーランド」です。
斬新なスイーツが日々生まれている「ブルックリン(ニューヨークの外れにある地域)」と、新作のモチーフになったブルックリンの象徴であるメリーゴーランド(ジェーンズ・カルーセル)にちなんで、名付けられたつけられた「ブルックリン メリーゴーランド」(ミスタードーナツHPより)。
新作の特長は、”生地”。
ザクザクした食感ともっちりした食感を同時に生み出すため、一つのドーナツの中に、「クッキー生地」と「ベーグル生地」の層をいくつも重ねているのがポイントです。
ミスタードーナツは、新商品発売にあたり、「コンビニ参入による影響は特にない」「ドーナツという商品を掘り下げるだけ」と繰り返しメディアでアナウンスしています。
ですが、「ブルックリン メリーゴーランド」では、価格を少し上げ(東京・神奈川で1個194円、他の地域では172円)、従来の商品にない特長を打ち出している出していることから、既存のミスタードーナツの商品を意識したコンビニの商品との差別化を図ろうとする意図は明確です。
(セブンカフェドーナツとミスタードーナツの商品比較は、こちらの記事で扱っています””セブンイレブン vs ミスタードーナツ 噂のドーナツパトロール!”)
コンビニの商品と一線を画する商品に仕上がっているのか、実際に食べて確かめてみます。
ブルックリン メリーゴーランドをレビュー
全4種類を、順に見ていきます。
1.プレーン
まずは、生地自体のおいしさを確かめるため、プレーンから試すことにします。
(メープルシロップ付きです)
(断面)
おいしいです。
外側の生地はパリパリしていますが(本当に「パリッ」と音がします)、中はもちもちしています。
イメージとしては、もちもちタイプのクロワッサンのようです。
味も、くどすぎることなく、甘みも抑えているので、パンのような感覚で食べられます。
スイーツとしてだけでなく、朝食やランチに出しても良さそうです。
2.チョコレートナッツ
定番のナッツとチョコレートの組み合わせです。
(生地については、プレーンと同じ)
ドーナツの甘さとの組み合わせを考えて、チョコレートの甘さは控えめ。ナッツの風味と重なって間違いのない美味しさになっています。
チョコレートが嫌いでなければ、大人の方に楽しんでもらいたいドーナツです。
また、チョコレートソースがかかっていない部分が半分くらいあるので、別にプレーンを買う必要もないでしょう。
3.キャラメルアーモンド
キャラメルのコクのある甘さが香る、キャラメルアーモンドです。
(生地については、プレーンと同じ)
キャラメルの味は広く受け入れられそうな、クセのない甘さで、アーモンドとの相性も良いです。
ただ、苦みのあるキャラメルの味が好きな方には、やや甘みが強過ぎると思います。ここは好みが分かれるところ。私にはちょっと甘過ぎました。
4.グリーンティ&ブラウニー
抹茶チョコレートをコーティングした上から、ブラウニーをトッピングしたものです。
(生地については、プレーンと同じ)
抹茶の香りがしっかり出て、甘さも抑えられた上品な味です。
ブラウニーは、強い主張はせず、食感に軽いアクセントを加えています。
同じ甘みでも、他のドーナツとは違う種類の甘みなので、複数の種類を買う場合には一つ加えておきたい一品です。
まとめ
「ブルックリン メリーゴーランド」の特長は”生地”にあります。
味の違いよりも、生地の美味しさを味わっていただきたいので、プレーンをイチオシします。
<おまけ>
ドーナツ、1度にたくさん買うと、砂糖の香りが部屋中に広がります。
大好きなのですが、ちょっとつらいですね。