週末はサッカーを見て楽しんでいます。一番はゲームを見ることですが、プレイヤーのことを知っていると、さらに楽しみが大きくなります。プレイヤーを知るのに役立つのが「選手名鑑」。書店に選手名鑑が並ぶと、「いよいよシーズンが始まる!」とワクワクしてきます。
選手名鑑で、「顔」と「ムダ情報」を知ると、目が離せなくなります
「選手名鑑なんて買わなくても、ネットの情報で十分」という考え方も正しいと思いますが、選手名鑑にもネットにはないメリットがあります。
一覧性に優れている
ネットでも選手情報は手に入りますが、複数の選手を同時に調べるには、選手名鑑の方が優れています。
フィールドでは22人の選手がプレーしているので、同時に複数の選手をチェックしたくなるのですが、ネットで個別に検索するとどうしても、2手間くらいかかって、ゲームから目を離さざるを得ません。
その点、選手名鑑なら、該当チームのページを開いていれば、すぐに選手情報を確認することができます。
ゲームを見ながら、選手情報を確認するには、一覧性に優れた選手名鑑の方が便利です。
全選手のカラーの顔写真が掲載されている
選手を覚えるのに一番良いのは顔を知っておくことです。
ウィキペディアなどでも顔写真つきで紹介されていることもありますが、ない選手も多いですし、
クラブのオフィシャルサイトには全選手掲載されていますが、サイト自体が重くて、見るのが面倒です。
この点、選手名鑑なら顔写真が全選手掲載されているので、ゲーム中、背番号を追いかけながら、素早く顔もチェックできます。
(ゲーム中は遠くからしか選手を確認できないので、意外に顔が分からなかったりします。)
サッカー選手に限りませんが、顔の情報があるとグッと存在が身近に感じられて、印象に残りやすいもの。
選手名鑑の写真こそがその役割を果たしてくれます。
プレイからは少し離れた「ムダ情報」で親近感がわく
スタジアムやTVでは選手のプレイを知ることができますが、選手個人のことは余り分かりません。
特に、普段の雰囲気やチーム内での人間関係(誰がムードメーカーで、誰がリーダーシップがあるかなど)は、練習場まで足を運ぶ熱心なファンくらいにしか伝わらないもの。
それが、選手名鑑の
「この選手に、これだけは言っておきたいこと」
「今、気になっていること」
などの、プレイとは関係の無いQ&Aの、「回答」や「回答の”仕方”」を見ると、意外によく伝わってきます。
芸能人のように管理され過ぎていないために、素のキャラクターが出ているのが、良いところです。
このように、選手名鑑は、見やすいうえに、顔写真と、プレイとは少し離れた選手個人の情報が掲載されている点で、存在を身近に感じることができて、親近感が沸くきっかけになります。
選手名鑑は、サッカーを楽しむために優れたアイテムですが、毎年複数の出版社から販売されていて、どれを選ぶかは迷うところです。
Jリーグの選手名鑑は3種類
今年発売された選手名鑑は、次の3種類です。
・サッカーダイジェスト 「J1&J2&J3選手名鑑 2015」
・エルゴラッソ Jリーグ選手名鑑2015 J1・J2・J3
・日刊スポーツグラフ Jリーグ全選手名鑑2015
これ以外にも、雑誌の付録として販売されていたり、観戦ガイドの一部として選手が紹介されていたり、各クラブが出版している雑誌の中で特集が組まれていたり、することもありますが、
選手名鑑、単体で出版されているは、この3種類になります(漏れがあったらスミマセン)。
以前は、もっと種類が多かったのですが、サッカーをメインにするメディアが減少してきたことから、今年は3種類にまで減少しています。
この中で私が購入したのは、
サッカーダイジェストの「J1&J2&J3選手名鑑 2015」です。
どれか一つしか選べないとしたら、この選手名鑑が1番でしょう。
J1からJ3までカバーしていますし、選手データ(出身校、過去の所属クラブ、成績、ポジション、プレイスタイルなど)が充実していて、ゲームを見る上での参考になります。
また、選手へのQ&Aが充実していて、選手の個人のことも詳しく知ることができる上に、数が多いので、読み物としても楽しめます。
特に、良いのが、選手にまつわる小ネタを紹介している「一言MEMO」。
サッカーの観点から行くと、本当にどうでもいいことなのですが、妙に印象に残ってしまうのがこの「一言MEMO」なのです。
たとえば、今年、鹿島から新潟へ移籍した、前野貴徳選手。
「クラブハウス訪問時には地元の銘菓を持参。郷土愛強し」
と選手のエピソードから郷土愛の強さを断言したり。
柏レイソルの守護神、菅野孝憲選手は、
「ストイックだが野菜はそれほど食べない」
とサッカーに対する姿勢を、むりやり好き嫌いにつなげてみたり。
ファジアーノ岡山のディフェンスラインを担う近藤徹志選手にいたっては、
「愛称の”てつ”は監督と一緒。譲るべきか」
と余計な心配をしてみたり。
とにかく、担当記者さんの思い入れたっぷりに書かれた、(サッカー的には)完全な「ムダ情報」が詰め込まれています。
こんな、どうでも良い情報まで掲載されているサッカーダイジェスト版の選手名鑑。
情報の充実度で行くと間違いなくNo1の名鑑と言えるでしょう。
私は、これ以外にも、日刊スポーツの「Jリーグ全選手名鑑2015 」を持っています。
こちらは、携帯用で小さめのサイズなのですが、他の名鑑に載っていない情報があるので、購入することにしています。
それは、選手のサラリーの情報です。
仕事柄、どうしてもお金のことは気になりますし、
プロスポーツにおけるチーム力とお金の関係は、切っても切れない関係にありますから、できるだけフェアにチームを見るための情報として知っておきたいのです。
私は、サッカーダイジェスト版と日刊スポーツ版の選手名鑑を手元に置いて、Jリーグを見ています。
まとめ
選手名鑑は、サッカーをより深く楽しむ手助けをしてくれるアイテムです。
顔写真と(サッカー的には)”ムダ”情報にこそ、その価値が現れていると思っています。
<おまけ>
チャンピオンズリーグ、ドルトムントはほとんど何もできないまま敗戦。残念でした。
ここからもう一度、チームを作り直す作業に移ることになりますが、来季に向けて、クロップ監督がどう立て直していくかに注目です。