引越にはやらなければいけないことがたくさんありますが、電気、ガス、水道などの会社に移転の連絡をすることもその一つ。
仕事の合間を縫っての手続になると、営業時間を問わないネットからの申し込みで済ませたいところですが、各社のページにアクセスして、同じことを何度も入力するのは面倒です。
そんなネットからの移転手続の手間を軽くしてくれるのが、東京電力が運営している「引越れんらく帳」。
このサービスで引っ越しの手続を効率化してしまいましょう。
「引越れんらく帳」とは
「引越れんらく帳」は、東京電力が運営しているネット上のサービスで、引越の際に必要な移転手続を、このサイトを介して、一括して行えるサービスのことです(なお、日本全国で対応しています)。
「引越れんらく帳」は次のような仕組みになっています。
「引越れんらく帳」にアクセスしたら、現住所と移転先のデータを入力します。
「引越れんらく帳」は、移転手続が必要な会社(主に公共料金の支払いに関連する会社)と連携しているので、手続をしたい項目(たとえば、電気など)を選ぶと、先に入力したデータが引用され、自動的に必要事項が入力されていくのです。
電気が終わったら、ガス、水道…、と順番にやっていくのですが、必ず入力しなければいけない、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報をその都度入力する必要がなく、
また、1つのサイト(=引越れんらく帳)の中でまとめて手続を進められることから、個別に手続を行うよりも、手間が大きく軽減されます。
さらに、間接的なメリットとして移転手続が必要なものをチェックできるということもあります。
個別にやっているとこの辺のチェックが難しいので助かります。
次に、「引越れんらく帳」の使い方を見ていきましょう。
「引越れんらく帳」の使い方
引越れんらく帳の使い方を具体的に見ていきましょう。
「マイれんらく帳」を作る
最初に、移転手続に共通して必要なデータを入力します。
データ入力は「マイれんらく帳」から行います。
サイトにアクセスすると、
このような画面が開くので、右のサイドバーにある『「マイれんらく帳」を作る』をクリック。
作成がスタートします。
最初は、手続したい業者をチェック。
分からなければ全てチェックしておけばOKです。
次に、現住所と移転先の住所を入力します。
ここは、郵便番号検索ができるので、入力は郵便番号だけで大丈夫です。
「次へ」をクリック。
「引越れんらく帳」に対応している業者が表示されます。
必須と考えられるもの(水道光熱費)は自動でチェックが入りますが、個別に事情が異なるもの(クレジットカードなど)は自分でチェックしなければいけないのでご注意下さい。
「次へ」をクリックすると、手続が可能かどうかの結果が表示されます。
「次へ」をクリックすると、
現住所、移転先住所、連絡先等の情報を入力します。
メインは住所ですが、それ以外に、「マイ引越れんらく帳」のID、パスワード、メールアドレス、電話番号、などを入力します。
この後、登録内容を確認して問題がなければ、
「マイ引越れんらく帳」作成通知がメールで送信されて、登録は完了です。
ログインする
登録が終わったら、ログインします。
IDとパスワードを要求されるので、
登録時に入力したIDとパスワードを入力してログイン。
申込みが可能な会社が一覧になって表示されます。
手続きしたい項目を選んで手続
手続は、この画面にある「申込み」ボタンをクリックして行います。
「申込み」ボタンをクリックすると、
該当する会社のページに飛びますが、「マイれんらく帳」に入力した内容はそのまま引き継がれていますので、改めて入力する必要はなく、個別に入力が必要な項目だけ(たとえば、立ち会いの要否など)入力すれば、手続を終えることができます。
手続が完了すると、メールでもその旨の通知が送信されます。
また、手続完了後に修正が必要な場合でも、変更期限内なら「引越れんらく帳」から可能です。
残念なところ
サイトから一括で移転手続ができる「引越れんらく帳」ですが、イマイチなところもあります。
未対応のサービスが、まだまだある
サイトの仕様としては、様々なサービスに対応できる形になっているのですが、実際に連携できている会社は限られています。
公共料金については、ほぼカバーされていますが、地域によっては対応していないところもあり、必ずしも一括で手続が終わらないこともあります。
また、クレジットカードも一部にしか対応していないので、カード会社によっては、個別に手続が必要です。
未対応の会社がまだ多いので、この部分の改善はサイトの利便性向上のためには不可欠です。
エラーが分かりづらい
サイトの使いやすさの問題です。
「引越れんらく帳」では、必須の入力事項が全て埋まらないと、次の画面に移れないことになっています。
それは全く構わないのですが、入力項目がたくさんあるにも関わらず、どこが未入力になっているかを、ハッキリと明示してくれないのが、不便なところです。
通常なら、入力にエラーのある項目は、色を変えたりメッセージボックスが開くなど、エラー箇所がすぐ分かるような工夫がされていますが、「引越れんらく帳」ではそのような配慮がなく、自分で探さなくてはいけないのです。
これについては、サイト単体で対応が可能なので、早急に改善していただきたいと思います。
まとめ
「引越れんらく帳」を使えば、お昼に時間がとりにくい社会人の方でも、効率的に引っ越しの手続を進めることができます。
おまけ
高熱と扁桃腺の痛みによって、ここ数日は眠れぬ夜に。
ですが、ようやく薬が効いてきたようで、あともう少しで元気を取り戻せそうです(連絡できなかったみなさん、本当にごめんなさい。)。
全く受け付けなかったチョコが、おいしくなってきた!