昨日、初めてiPhoneで音声入力を試しました。音声入力については「Siriの正確性はイマイチ」くらいの情報しかなかったので、今まで使ってこなかったのですが、アプリによっては驚くほど正確に認識してくれました。もう、フリック入力には戻れなくなるかも。
音声入力使わない理由ってなんですか?
昨日は、昼過ぎにランへ出かけたのですが、その途中で仕事のアイディアを思いついたので、道ばたに止まってEvernoteにメモしてました。
不思議なもので、何かを思いつく時って、一気に色々なアイディアが出てくるんですよね。で、もったいないから全部メモしようとしたのですが、残念ながら、iPhoneでの入力が遅い遅い(自業自得) 。もたもたしている間に、いくつかのアイディアが忘却の彼方に消えて行ってしまいました。
「あー、iPhoneのフリック入力何とかしないと」と自分の不器用さをうらみつつ、思い出したのが、”けんすう”さんのこのツイート。
平成10年生まれ「何で平成一桁生まれの人たちって、がんばってフリック入力でTwitterしてるんですか?音声入力使わない理由ってなんですか?」
— けんすう (@kensuu) 2016年4月23日
リツイートの数も多いので目にされた方もいらっしゃるとおもいますが、このツイートを見たときは、
「昭和48年生まれですけど、頑張ってフリック入力してますよ! Twitterは”見るだけ”派だけど。」
とか、どうでもいいことを考えていました。
ところが、自分のフリック入力の遅さを痛感してしまった今では、「音声入力、試さない手はないんじゃないか?」と思い直すことに。
早速、iPhoneで試してみましたが、
これは使えますよ!
Google Chromeで音声検索
一番最初に思いついたのが、Google Chromeの音声検索。
検索画面にマイクのアイコン
があるので、タップしてみますがこれではダメ。
その前に、「設定」アプリを開いて、「プライバシー」続いて「マイク」をタップ。
アプリが表示されるので、音声入力するアプリのボタンをスライドさせて「on」にします。
これで準備は完了です。
Google Chromeの検索画面に戻って、マイクのアイコンをタップすると、
「お話しください」
とのことなので、話してみました。
(サポート停止?)
(OK、OK)
(検索結果。KenKenが表示されてます)
念のため別の言葉も検索してみます。
(? リム動画?)
(OK、OK)
(検索結果。林堂選手が表示されました)
KenKenさんと林堂選手以外にも、いろいろ検索しましたが(「ハーゲンダッツ 新作」とか)、ほぼ間違いはなかったですね。
音声入力するとすぐに、文字に変換されるのも気持ちいいです。Google Chromeについては完全に、
音声入力 > フリック入力
という印象です。
Dragon Dictationで音声入力
検索以外に、メモ代わりに音声入力できるアプリがないかを探してみました。本当はEvernoteで音声入力できるといいのですが、音声ファイルとして保存されるだけで、文字には変換されないので却下。無料で使える「Dragon Dictation」が良さそうだったので使ってみました。
「Dragon Dictation」は使い方がシンプル。
ダウンロードしてアプリを開いたら、真ん中の赤いボタンをタップすると、
「録音中」になるのでマイクに向かって話して、話し終わったら「終了」ボタンをタップします。
すると、話した内容が文字に変換されます。
もし、変換された内容に誤りがあれば、画面左下のキーボードのアイコンをタップすると、
キーボードが使えるようになるので、修正する事も可能です。
他にも、何度か音声入力してみましたが、
↓
と言った感じです。
1回当たり録音時間が最大で1分という制限もありますが、1分あればかなりの文字数を話すことができますので、メモ程度に使うなら問題ないでしょう。
ということで、「Google Chrome」に続いて、「Dragon Dictation」についても、
音声入力 > フリック入力
という印象。
今後、音声入力を使う機会が増えることは間違いなさそうです。
「Dragon Dictation」の注意点
最後に、「Dragon Dictation」の注意点を指摘しておきたいと思います。
GoogleプレイやAppstoreからアプリをダウンロードした後、初期設定していきますが、その際、
この様な画面が開いて、アドレス帳の連絡先の名前をアップロードすることの承認が求められます。
内容を読むと、
「目的は、音声入力したを文字に変換する際の正確性を高めるためで、アップロードされるのも名前だけなので、プライバシーの観点からも心配はないです」
という趣旨のことが書かれてあるのですが、これが「気持ち悪い」と感じる場合は「いいえ」を選ぶようにして下さい。
機械的に「はい」をタップし続けると、思わぬ形でデータが流出することになるので、気をつけましょう。
私もここは「いいえ」にしていますが、文字変換の正確性について特に気になることはありません。
まとめ
スマホアプリの音声入力の正確性がどんどん上がってきています。
検索と簡単なメモについては、フリック入力より速く、正確です。
おまけ
電車だと恥ずかしいですが、街中で音声入力する場合は、電話しているような雰囲気を出せば街に溶け込めると思うので、余り気にすることはなさそうです。