実務で使えるExcel入門セミナー Excelを起動すると、勝手に開くファイルがある時は、「XLStartフォルダ」を確認しましょう

ここ数日、Excelファイルを開いて作業を始めようとすると、目的のファイル以外のファイルが、必ず開いてしまいます。いちいち閉じるのも面倒なので、開かないようにします。

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開いていたのは「個人用マクロブック」

いつも開いていたのは、このファイル。

 

 
「個人用マクロブック」です。

 
「個人用マクロブック」は、文字通り、個人で書いたマクロのコード(決まった操作を、Excel上で自動で実行させるための指示書)を保存するブック(=ファイル)です。

 
「個人用マクロブック」の内容を実行させるためには、この「個人用マクロブック」を開いておかなくてはいけません。

 
なので、Excelを起動すると同時に、「個人用マクロブック」も開くようにしているのですが、最初の設定では、バックグラウンドで開く(=ひっそりと、分からないように開く)ようになっていました。

 
ところが、何かきっかけがあって、ハッキリと分かるように、開くようになってしまったようです。

 
上の画像のような、「個人用マクロブック」が、ハッキリと分かるように開いてしまう状態を解消するには、

 
1.Excelが起動するときに、自動で開かないようにする

 
2.ファイルは自動で開くが、非表示で開くように戻す

 
の2つの方法が考えられます。

 

 

 

XLStartフォルダにあるファイルを削除する

まず、Excelが起動する時に、ファイルが自動で開くのをやめさせる方法です。

 
これは、「個人用マクロブック」に限りません。 
「個人用マクロブック」以外のファイルが、Excel起動時に勝手に開いてしまう場合にもあてはまります。

 
Excel起動時に、自動的にファイルが開いてしまうのは、「XLStartフォルダにファイルが保存されているケースです。

 
作業中のファイルが、何かのきっかけで「XLStart」フォルダに保存されてしまうと、Excelを起動する度に、自動的に開くことになります。

 
この状態を解消する方法は簡単で、「XLStartフォルダからファイルを移動させること。

 
これで解決します。

 
「XLStart」フォルダを開きましょう。 
「XLStart」フォルダは、

 
C:

 
→ユーザー

 
→ユーザー名

 
→AppData

 
→Roaming

 
→Microsoft

 
→Excel

 
XLStart

 
ここにあります。

 
かなり深い階層にあるので、「C:」ドライブを開いて検索するのが早いでしょう。

 
私のPCの「XLStart」を開いてみると、

 

 
ありました、「個人用マクロブック」です。

 
このフォルダにあるExcelファイルは、Excel起動時に全て開いてしまうので、もし不要なものが入っていたら、別のフォルダに移しましょう。

 
これで解決です。

 

 

 

「個人用マクロブック」を非表示で開くようにする

「個人用マクロブック」のマクロを使っている方は、「XLStart」フォルダから、「個人用マクロブック」を移すことができません。

 
元の通り非表示で開くようにしましょう。

 
まず、どれでもいいので、Excelファイルを開いて、「個人用マクロブック」を開きます(「個人用マクロブック」も同時に開くと言うことですね)。

 
「個人用マクロブック」の画面を表示させて、「表示」タブに移り、
「ウインドウ」で「表示しない」をクリック。

 

 
リボンの背景がグレーになります。

 

 
この状態で、画面右上にある「×」をクリックすると、保存するかどうかの警告画面になるので、「保存する」をクリックします。

 

 
これで、次回からExcelを起動する時には、バックグラウンドで開くようになります。

 

 

 

まとめ

Excel起動時に、勝手にファイルが開いてしまうのは「XLStart」フォルダにファイルが入っているケースです。 
該当するファイルを、別のフォルダに移すことで解決しますので、まずは、「XLStart」フォルダを確かめてみましょう。

 

おまけ

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