食わず嫌いが良くないことは百も承知ですが、今まで避けていたランニングレッスン。「所詮ファンランだし、お金も時間も投入するの、もったいないよな」と言い訳してきましたが、ついにその時がやってきました。
きっかけはランの後の疲労
これまで継続して楽しんできたランですが、気になっていたことがありました。それは日によって疲労度が大きく違うこと。酷いときには疲労が痛みとして出ることもあるので、距離やスピードに違いがないのなら、走り方に無理があるのではないかと原因を推測していました。
これから寒くなるにつれて体は動きにくくなりますから、体に厳しい季節でも疲れにくく楽しんで走れるように一度専門家の指導を仰ごうと考えたのです。今回お邪魔したのは半蔵門のJapanマラソンクラブさん。初心者から上級者まで様々なレッスンが用意され,各ランナーの目的に合ったサポートをしてくれます。今回お願いしたのが1時間の個人レッスン。一般論ではなく自分に必要な走るためのスキルを集中して学びたかったのでこの形を選びました。
主に教えていただいたのはウォームアップの方法と姿勢 それだけで走り方は大きく変化しました
最初は簡単なアンケートと質問でこれまでのランの経験、使っているシューズ、普段のトレーニング状況、教えて欲しいことなどをコーチに伝えて方針を決めます。この後、ランの指導のため千鳥ヶ淵公園へ移動します。
ウォームアップを教わる
いつも通り走ってみます。
(腰の位置を見て下さい。低くなっています。足の運びも重いです)
ここで、普段走る前にどのような準備をしているかを聞かれ、下半身を中心としたストレッチをしていると答えました。それに対して「片足ずつ前後に大きくふってみましょう」とのアドバイス。両腕を水平にしてサッカーのキックをするようなイメージで足を前後に大きく振ります。左右5−6回を1セットとして4-5セットをやり終えた後で、1度走ってみることに。この時点で足の運びが最初と違っていました。動きがスムーズになりストライドが広がっていきます。
「次に、股関節を回してみましょう。」
「次は、足を前後に大きく開いて重心を低くしてストレッチです」
と次々にアドバイス。それに従って体をほぐし、走ります。
(腰の位置を比較してみて下さい)
最初と比べると腰の位置が高くなり、足が大きく前へ出るようになりました。
体が温まっていない間にストレッチをしてもあまり効果はありません。それよりも、走る動作を前提にしたウォームアップを繰り返し行うことで走り出しをスムーズにします。それが無理のない走りを作る第一歩になるのです。
走る時の正しい姿勢を教わる
ウォームアップだけでも大きな成果がありましたが、ここからフォームの修正に入ります。
ただ、レッスンを躊躇していたのはこのフォーム修正の有効性に疑問があったからで、専門家から足の運び、手の振り、視線、頭、など事細かく教わっても走ってるうちに忘れたんじゃ意味ないじゃないかと考えていたのです。ところが、その考えは杞憂に終わりました。
私の走りの特徴は足の力だけで走ること。全身が使えていないと言うことです。それを克服するために正しい姿勢で走ることを心がけるようにアドバイス。具体的には腹筋を意識的に使って姿勢を整えて走ると言うただ1つのことでした。
(動画でないので分かりにくいですが腰の位置が高くなり、自然な動きで足が前に出ています)
この腹筋を使う走りは効きました。意識が足から腹筋へ移り、足だけでなく腹筋と臀部の力を使えるようになりましたし、上半身の動きに対応するように足を動かすことで足の運びが自然になりました。
力を入れるポイントを足から腹筋に変えたことでより、疲れにくい無理のないフォームを手に入れることができたのでした。
まとめ
専門家のアドバイスはさすがでした。当初懸念していた自分の型にはめるように細かく指示されることは全くなく、今の私に必要なことをポイントを絞って教え成果を実感させてくれたのです。
教え方の上手いコーチから習うと実力は向上します。何か現状を変えたいと思った時は、プロの手を借りることも選択肢に入れておきましょう。有効な投資になりますよ。
<おまけ>
事務所で使っているPCのワイヤレスのキーボード。便利なのですが、傾きがなく入力が続くと手が疲れてきます。キーボードトレイを導入するか、別のキーボードを試すか考えています。