実務で使えるExcel入門セミナー ヘッダー、フッターに「日時」「ページ番号」を入力する

Excelで集計した数値データをプリントアウトして利用する場合には、ヘッダーやフッターを使ってページ番号や作成者を印刷できるようにしておくと便利です。

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ヘッダー、フッターを利用して資料を使いやすく

Excelは、数値の集計に使うだけでなく、集計結果を資料として利用することもあります。

 
資料として使う場合は、Excelファイルのまま使うこともありますが、プリントアウトして見てもらうことが多いです。

 
紙の資料にする時に気をつけたいのが、ページ番号を付けること。

 
ページ番号があれば、使っているうちに「あれ、どっちが先だっけ?」と順番が分からなくなることもありませんし、

 
資料の中で確認してもらいたいポイントがあった時でも、ページ番号で「3ページ目のグラフを見て下さい」のように指定できれば、相手にも伝わりやすく余計な時間を取らなくて済みます。

 
ページ番号のように全てのシートに共通して入れておきたい情報がある場合は、ヘッダー(シート上部の余白)・フッター(シート下部の余白)を使うのが便利です。

 
ヘッダー、フッターに入力しておけば、ページごとにいちいち入力する必要がなくなります。

 

 

 

ヘッダー、フッターを開く

ヘッダー、フッターに情報を入力するためには、ヘッダー、フッターの入力画面に切り替える必要があります。

 
「表示」タブの「ページレイアウト」をクリック。

 

 

 

すると、次のような画面に切り替わります。
 

 
(シート上部)

 

 

 
(シート下部)

 

 
ヘッダーには「クリックしてヘッダーを追加」、 
フッターには「クリックしてフッターを追加」との指示がありますので、

 
それぞれ入力したい方をクリックすれば、入力できる状態になります。

 

 

 

ヘッダー、フッターへの入力

具体的に入力してみましょう。 
今回は、フッターに入力してみます。

 

なお、説明はフッターで行いますが、ヘッダー、フッターともに自由に入力できますので、先ほど出てきたこの画面で

 
 
(シート上部)

 

 
ヘッダーを指定して、以下の説明と同じように入力すれば、 
ヘッダーでも同じように入力できます。
 

 

ページ番号の入力

まずは、ページ番号を入力してみましょう。

 
この画面で、
 

 
(シート下部)

 

 
「クリックしてフッターを追加」をクリックして、フッターを指定します。

 
すると、「デザイン」タブが追加されるのでクリック。

 

 

 
「フッター」をクリックするとリストが表示されるので、

 

 

 

入力したい項目をクリック。 
ここでは「1/3ページ」のように「ページ番号/総ページ数」を表示させたいので、「1/?」を選択

 
すると、

 

 

 
フッターにページ番号が入力できました。 
2ページ目以降も同じ形式でページ番号が入力されていきます。

 

 

作成日時を入力する

次は、作成日時を入力してみましょう。

 
「クリックしてフッターを追加」をクリックして、フッターを指定し、「デザイン」タブを開くまでは同じです。

 
そこから、「デザイン」タブの「現在の日付」をクリック。
 

 

 

続けて、「現在の時刻」をクリック。
 

 
(&[日付]&[時刻] と入力される)
 

 

 
すると、

 

 

 
フッターに作成日時(印刷日時)が入力されます。

 

 

作成者を入力する

作成者も入力できます。

 
「クリックしてフッターを追加」をクリックして、フッターを指定し、「デザイン」タブを開くまでは同じです。

 
ここから、タイピングで作成者を入力してしまいます。

 

 

 
これで完了です。

 
「ページ番号」は各ページごとに、「日時」は印刷時の日付になるように、 その都度変更が必要なので、決められた形で入力する必要がありますが、

 
どのページも同じ内容でよければ、直接入力してしまえばOK。 
ヘッダー、フッターも自由に入力することができます。

 

 

 

なぜ、作成者や日時が必要なのか

「ページ番号」は分かるけど、「日時」や「作成者」をフッターに入れることがなぜ必要なのかと疑問に思うかもしれません。

 
日時」や「作成者」を入力するのは、責任を明確にすることと、責任を限定することが目的です。

 
「作成者が誰か」を明示することは、「その資料が誰の責任で作られたか」がはっきりしてしまうため、重く感じるかもしれませんが、その分資料の信頼性は高まります。(匿名のコメントと署名入りのコメントでは、受け止め方が違うのと同じです)

 
また、その資料の内容が優れていれば、自分の名前をアピールすることにもつながるので、悪いことではありません(社内での存在感をイヤミ無く高めるのに有効。アピール下手な方にオススメ)

 

 
「日時」については、どの時点で作成した資料かを明らかにすることによって、 
後から新しい事実が分かって「何でこの内容を漏らしていたんだ」と言われたとしても、「この時点では分かっていなかったことです」と反論できます。

 
つまり、責任の範囲を時間で制限することができるので、 不当に責任を押しつけられることを避けることができるのです。

 
「日付」や「作成者」の入力は、責任も重くなりますが、自分の評価を高めたり、自分の身を守るためにも役立つので、不当な扱いをしがちな上司と仕事をする場合などには、”バシッ”と名前も日付も入れて提出しておきましょう。

 

 

 

まとめ

ヘッダー、フッターへの入力は、「表示」タブの「ページレイアウト」を選ぶことで可能になります。 
利便性だけでなく、責任の所在を明らかにして資料の信頼性を高めるためにも、ヘッダー、フッターは役立ちます。
 

おまけ

久しぶりに新刊のマンガを読みました。 
地元の愛媛FCが舞台(名前は変えてますけどね)なので、グッと引き込まれます。早く続きが読みたいです。