実務で使えるExcel入門セミナー ブック全体の書式を簡単に変更する方法です

Excelで作業している途中、フォントなどの書式を
ファイル全体で変更したくなることがあります。
そんな時は「すべてのシートを選択」を使うと簡単です。

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Excelの書式変更、「最初から完璧に」は難しい

Excelでやる基本的な作業は”数値の集計”です。

関数やピボットテーブルを使って、
入力されたデーターの中から、条件に該当するものを選びだして、
集計するのが主な役割です。

 

ただ、Excelの機能は現時点でもかなり充実していて、
ただの計算用アプリではなくなってきています。

今までなら数値の計算をExcelで行い、
その結果を、プレゼンテーション用にパワーポイント上でまとめて、
体裁を整えると言った使い方をしますが、

簡単な会議などで使うなら、わざわざプレゼンテーション用のアプリを
使わなくても、Excelの機能だけでも十分に”見てもらうための資料作り”ができます。

 

”見てもらうための資料”を作るためにExcelを使う時は、
見た目も考えなければいけないので、それなりに体裁には気をつけなければいけません。
(こだわりすぎると効率が落ちるのでそれもダメです。”見やすさ”に絞って体裁を整えます)

ただ、体裁を整えると言っても、資料の完成図が最初から分かっているわけでは
ないので、たとえば、フォントの種類や大きさをどうするかといった、
書式は、後から修正して統一したくなることがよくあります。

各シートを見ながらいちいち書式を変更するのは面倒なので、
ファイル全体の書式を変更する方法を知っておくと便利です。

 

 

「すべてのシートを選択」

ファイル全体の書式も、簡単に変更することができます。

 

ポイントは1つだけ。

 

書式を変更する全てのシートを指定して、書式を変更する

 
これです。

早速やってみましょう。

 

今回は、3つのシートのあるファイルで書式を変更します。

 

 

まず、”シート名”の箇所(「Sheet1」など)にカーソルを合わせて右クリック
リストが開くので、「すべてのシートを選択」をクリックします。

 

 

この状態で、今開いているシート上で「Ctrl+a」のショートカットを使い、
シート全体を指定します。

 


(「Ctrl+a」で、シート全体がグレーに反転します)

 

あとは、書式を変更すればファイル全体の書式を
変更することができます。

 

ここでは、フォントを2倍の大きさにしてみましょう。

 

 

他のシートを見てみると、

 


(sheet2)

 

(sheet3)

 
全てのシート、つまり、ファイル全体の書式を変更することができました。

 

 

特定のシートだけ書式を変更したい

ファイル全体ではなく、特定のシートだけ書式を変更したい場合もあります。

そんな時は、書式変更したいシートだけを選択した状態で、
書式変更すればOKです。

 

「Ctrl」キーにタッチした状態で、シート名をクリックすると、
指定したいシートだけを指定することができるます。

 


(「Ctrl」キーにタッチしながら「sheet1」「sheet3」をクリック。「sheet1」「sheet3」だけが指定できた。)

 

後は、先述の通り、「シート全体を指定」した後、書式変更すれば、
指定したシートの書式を変更することができます。

 

 

まとめ

Excelファイル全体の書式を変更するためには、
「すべてのシートを選択」で全てのシートを選択した後、
シート全体をしてから書式変更すればOKです。
 

おまけ

税理士の友人から、独立したとの報告が。
うっちー、おめでとう!!